時の雨

春を懐かしむ 五月雨の音に
咲いた 紫陽花が
優しく 受け止める

赤い傘 さして
僕は迎えに行くよ

繋いだ指先に 温もりを覚えて
隙間から流れる 零れ落ちる雨
離さずに帰るまで

夏の迷い子は 空を駆け巡り
泣いた雨雲は 滴る梅雨の空

流れ行く 雲は
青空迎えに行くよ

通り雨の後の 輝く青空は
どんな青より澄み ほころびこぼれる
虹をこえて笑う

繋いだ指先に 温もりを覚えて
滴る大粒の 雨が心癒し
負けず 明日へ歩こう
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