酒のこころ

酒のうまさを教えてくれた
土のにおいのあたたかさ
人の情を伝えてくれた
風のうわさもしみじみと
酒は飲むほどしみてくる
人は知るほどしみてくる
たとえ離れて暮していても
俺はおまえと生きている

酒の心をささやくような
海の香りのなつかしさ
遠い街から便りが届く
きっと帰ると書いてある
酒は飲むほどしみてくる
人は知るほどしみてくる
胸に海鳴りふたりの歌が
歌え歌えと鳴りわたる

酒のうまさに時間を忘れ
月の光もさえざえと
星よお前の話を聞こう
俺の話も聞かせよう
酒は飲むほどしみてくる
人は知るほどしみてくる
俺の心は おまえの心
酒を相手に夢枕
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