ペシミストノラヴソング

空も星もない迷路のような夜に
こわくなってきみの左手握りかえす
僕はこの街で最後のペシミスト
美しい誓いさえも嘘に変えてしまいそうだ
コンビニの有線が垂れ流す華やかなラヴソング
永遠にとか守りぬくよとか歌えやしない
だけど聴いて
いつもその眼差しの中でなら
僕は僕のままでいられるってことを

下手な生き方で擦り減った踵のように
あの日すきと言ってくれた僕は歪んではいないかい?
見上げたビジョンが撒き散らすかっこいいアンサー
自分探せと
そう帰り道に落ちてればいいね
だけどいまはきみとポケットの中
愛を囁いていたい
声にならない気持ちを繋ぎながら

永遠にとか守りぬくよとか歌えやしない
だけど聴いて
いつもその眼差しの中でなら
僕は僕のままでいられるってことを
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