梅華

めぐり巡る先に取り巻く罠 その身捧げよ
吹き荒れた水面を眺める華 この身捧げよ

わめき散らし怒り狂い神を謗れば
むごい傷は唸り身を滅ぼすの

己の舞う姿讃えよ 例えしがない命も
己の立つ旗を掲げよ 耐える梅華のように

立春肌寒く凍える夜に 蕾花咲き
凍て解けが始まり弾ける音 耳を澄ませよ

溶ける街を包む紅い華を祀れば
むごい夢消え去り身を守れるわ

めぐり巡りて我が為 例えしがない命も
その手を地に差し出せよ 耐える梅華のように

己の舞う姿讃えよ 例えしがない命も
己の立つ旗を掲げよ 耐える梅華のように
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