突然の雨に苦笑いして
嘘でしょ。と呟き走った
前を歩いてたあなたがふりむいて
『入れば?』と言うの

あなたはちょっと恥ずかしそうに
『早くやめばいいな』というけど
神様あと少しだけ
雨を止めないでくれないかな

あと5分経てば
二人サヨナラ
言いだそうか?
好きなんて...

雨の音にかき消されて
君にはきっと届かない
他愛のない話だけど
胸がドキドキしてるのよ
鼓動が聞こえないように
もっと雨よふれ

はんぶんこしてる傘の比率
あなたの方が雨にぬれている
ゴメンねと言ったわたしに
また傘を傾けてくれたり

雨が好きだとか嫌いだとかは
ほんとはどうでもいい話
とにかく間をあけずに
話さなきゃ倒れてしまいそう

雲の隙間
光差し込んで
気づかないで
晴れてきたこと...

ゆっくり歩いてるうちに
勇気が顔をだすかもね
ビニール傘越しの空に
太陽が先に顔を出す
何度も見た瞳の中でほら輝く

雨の音にかき消されて
きっと君には届かない
他愛のない話だけど
胸がドキドキしてるのよ
鼓動が聞こえないように
もっと雨よふれ
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