灯火

儚い表情はいつ見ても変わらない
幼い心はいつになっても触れない
約束は約束のままで終わった
遠くに消えてしまった
これからもずっと歳が離れてく
僕の腰が曲がっても君は欠伸しながら背伸びし
てるんだろ
きっと楽しいまま
それならそれでいい

知りながら揺れ動く僕は
先行く灯火に願掛けを
捕まえてしまいそう
いつか捕まえてしまいそう
空に昇った気持ちは笑ってる
「無理だよ」
なんて言って笑ってる

団地で声を上げた僕たちは
懐かしさを感じる未来に取り残される
そのはずだった
急に変わってしまう
過去は心の中で変わってく
未来は目の前で変わってく
家の匂いは変わらない
それはそれでいい

知りながら揺れ動く僕は
先行く灯火に願掛けを
捕まえてしまいそう
いつか捕まえてしまいそう

諦めて大人を知り過ぎて
もっと腰が曲がっても
君はそのままで
どうせ想うから
ごめんね

知りながら揺れ動く僕は
先行く灯火に願掛けを
捕まえてしまいそう
いつか捕まえてしまいそう
空に昇った気持ちが笑うのも
「無理ないよね」
なんて言って僕も笑う
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