マーベリック

覚めては
味気ない
現実ばかり
ぼやけた眼差しで
期待を殺して

上手く立ち回ること覚えて
鈍った頭さらに溶かす
苦し紛れに導く答えの
つまらなさよ

受け入りばかりの薄い主張に
構ってる暇はない 離れて
壊されるみたいに均されてること
気付かないのかしら

知らない誰かが指し示すような
「正解」を選ぶくらいならば
どうせ淘汰されゆく存在だと
吐き捨ててしまえばいい

掴めない常識の
不安定さに
慣れては
持て余し
あやふやにする

使えない頭を稼働させて
辻褄合わせを試みる
不毛すぎる時間への苛立ちが
増してゆく

疑うこともなく受け入れるべき
決められたルールに従うよりも
想像しうるもの全て並べて
混ぜこぜにしていたいの

散々言われ排除されてきた
それでもただこれが正しいと
思いながらこれまでもこれからも
歩んでいくだけで

で、どうしたら
この息苦しさが消えるというの?
このままでいたいのに

やたらと優劣ばかりつけたがる
くだらない思考から放たれて
深く繋がれる誰か求めては
進んでいくだけさ

誰もいないことに不安抱いて
それでも決して一人じゃないと
ほんの一握りでもいいの誰か
心を通わせて
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