涙ははじまった

途方に暮れてしまう前に 小さな路地を見つけ
ぽつりぽつりと 涙ははじまった

行き交う人たちは皆 私を見ないふり
気持ちの波が途切れるまで この場所とけあって

突然振り出した夕立に 濡れる大地のように
何気ないあなたの言葉は 私を 泣かせたり 笑わせたり 迷わせたり

愛されてるかどうか いつも不安なの 不安なの
だって 離れて見えないことも あるでしょう

立ち上がって家まで駆け足で 走って帰ろか
それとも もう少しだけ ここに座ってようか

あなたの 気持ちを知りたくて でも同じくらい恐くて
あなたの 言葉はこの心 突然 抱き寄せたり つねったり くちづけたり

遠くても そしてはかなくても 見えないものを信じているの
ゆるぎなく そして果てしなく 私は....

愛されてるかどうか いつも不安だった
遠い日の約束通りに 戻ってくるのね
あなたのぬくもりを感じて 涙ははじまった
片手に握りしめた あなたからのラブレター
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