夢以上・恋以上

そっと肩に すべらせた あなたの指のように
ためらいと情熱に 心ゆれる夜
ふともらすため息は もう戻れない私
少しずつ 少しずつ 許している
かすかなタバコの匂い あかりはつけないで
誘惑されたのは 私かしら あなたかしら

惑わせて 燃えさせて
ささやいて 抱きしめて ああ
一番きれいな 私を見せて
まばゆさは 夢以上
せつなさは 恋以上 ああ
素肌にまとった このあやうさが 好き

もっと前に出会っても もっと先で会っても
私たち魅かれあう 運命だったわ
そっとふれるくちびるで あなたをたどりながら
めざめてく めざめてく 夜の淵で

あなたの腕にもたれて 朝まで眠りたい
ぬくもりがこのまま 薄れないで 残るように

酔いしれて ときめいて
美しく咲く日々は ああ 短かいものだと
誰かが言った
はかなさは 夢以上
つれなさは 恋以上 ああ
それでも心を 重ねたいのは なぜ

惑わえて 燃えさせて
ささやいて 抱きしめて ああ
一番きれいな 私を見せて
まばゆさは 夢以上
せつなさは 恋以上 ああ
素肌にまとった このあやうさが 好き
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