唯一無二の君

君が残した痛みの中
望む願いはただ
届くことはないのだろう
それならせめて
心が感情が想い描く
欲張りな僕でありたい

誰でも皆同じように
なりたいありたい自分を
演じ切れずに
幕を下ろし諦めてる

そんな時
悪く言えば自分勝手でも
強くあろうと日進月歩
どんな辛い悲しい時でも
俯かなかったね

大丈夫さ
十分だよ
逃げ出したっていいんだ

誰も君を責めたりはしない
でもそうじゃないって
叶えたい
守りたいものがこの手で
守れるというのならば
構わないって

君が残したまま
消えることのない傷
代わりなんて
きかないって
唯一無二の君だよ
ねぇどうかこのまま
永遠にならないで
君を抱き寄せたい
それだけでいいから

何度も巻き戻すように
あの日あの時あの答えを
聞き分けられない
どうしても涙溢れる

ただ君は
この先に待ち受ける運命が
つらいことばかりだとしても
決して逃げ出そうとせずに
受け止めようとした

大好きで
抱きしめた
君の名残は
何も変わらず僕の中にある
でも分かってるさ
戻りたい
戻れない場所があろうとも
君は振り返ることを
許さないって

最後の言葉が
胸に刺さって抜けない
伝えたくて
そうじゃないって
拭いきれない間違い
ねぇいつか心は
運命を許すのかな
本当に許せないのは
自分自身だよ

触れられない行き先だけを奏でて
全てを手に入れた君はずるい
引き止めた手
解いたのに
心だけは今もまだ
離しちゃくれないだから
敵わないな

ありがとうごめんね
優しい声がよぎる
あの想いは
不甲斐なくて
二度としたくないから
だからこそ今度は
変らなくちゃいけない
欲張りな僕になりたいよ

君が残したまま
消えることのない傷
代わりなんて
きかないって
唯一無二の君だよ
ねぇどうかこのまま
永遠にならないで
君を抱き寄せたい
それだけでいいから
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