ロードムービー

新しい街並み 見慣れない風景が
いつか見た映画みたい 物語のプロローグ
不安だらけの毎日 ふいに君が現れて
はにかんだ その笑顔 心をさらっていったね

ふと思い出す 優しい匂いに
つい吸い寄せられてしまう
ねぇ君はまだ 気付いてないかな
憧れのままじゃもう いられない

シャボン玉みたいな君は ふわふわ遠くで揺れてる
手を伸ばして触れたいけど 弾けて消えてしまいそう
あと一歩を踏み出す 勇気がほしい

ベランダ越しに眺める 霞んだ空もいつしか
それなりに 愛着を 持てるくらいにはなってた

いつもの道に 小さな花が
誰にも知られず咲いてた
いつか君だけに 気付いて欲しい
蕾で枯れちゃうなんて 絶対に嫌だ

シャボン玉みたいな君は 風に吹かれて飛んでゆく
このまま時が経っても 弾けて消えてしまいそう
優柔不断な自分にもう さよならしよう

何が正解だなんてどこにも書いてない
安いフィクションみたいに都合よくはいかない
手探りだけでハッピーエンドを追いかけて
君の気持ちが今すぐ知りたい
君の声を今すぐに聴きたい
君と楽しく笑い合ってたい
君の体温を感じてみたい
君にとっての一番でありたい

そうだ 立ち止まってても変わらない
動き出さなきゃ始まらない
巡り巡る季節に 追いてかれないように さぁ
前を向いて進むんだ 自分を信じて

シャボン玉みたいな君は ふわふわ遠くで揺れてる
もう眺めてるだけじゃない この指で触れ合いたい
いま君に会いにいくよ あいにいくよ
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