オテントサマ

過ぎ去った一日の合図をするように
ストンと落ちた太陽はしばらくは戻らない

黒いカーテンひいたようにガラッと変わる空模様
まるで急に変わるあの子の心模様

ズタズタバラバラ僕らの心は
どうやってあんなに寄り添ってたんだ
言葉も気持ちもその行動でさえも
全てが僕らを傷つける

この手離さないでギリギリ僕ら繋いでる
夜の闇は二人を飲み込んで引き裂いた

叫んでもがいてカラカラの喉は
血の臭いと鉄の味がしたんだ
同じ過ちをただ平然と僕ら
後悔してんのに繰り返す

この手離さないでギリギリ僕ら繋いでる
夜の闇は二人を飲み込んで消えた

向き合った二人のシルエット
夜の闇に溶けてく
二人の手は決して交わらない
そのままに
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