ほどかれた胸

背中を濡らす汗が
乾いていく 薄明かり

何百回も書いた
「価値が欲しい」
願う程に首を絞めていた

あたしの無力さを君は笑って
自分を愛すこと教えてくれた

「感情なんて全然欲しくない。」
そんな考え 実は嘘なんだ

想えば想う程 距離を感じた
心を殺さなきゃ 歩けなかった
優しくされる度 泣き出しそうで
つま先こすらせて 下を向いてた

いつも
いつも
いつも
そうだ
いつも
いつも
いつも

探して欲しいから 隠れ続けた
無言が怖いから しゃべり続けた
帰らないで欲しいから 鍵を失くした
愛して欲しいから ずっと生きてた

いつも一緒に笑って
いつも一緒に居て
×