航海

足音が 近づいてる 貝殻 奥の方
体は1つに 鼓動が2つ打つ

鼻歌も 途切れている 波音 気を取られて

真夜中の海に あなたと二人
今はまだ 光を知らないけれど
夜明けはもうすぐ 音もなくそっと
深呼吸 スカート翻す

激しくうねりだして 海の形を 変えてしまうほど

触れてたい キスしたい 一緒に夢を見たい

素敵な 嘘になればいい 心を揺らしただけ 燃やしただけ

突き当たることを 知らない 青が
どこまで 二人を連れてくのだろう
月は色あせ 白けて残る
何度見たって 地図にはゴールはない

あなたが風となって 明日へ明日へ連れ出してくれるでしょう

あの雲のように 形を変えて
どこまでも 風になびいて行こう
何度も書き直され 今ここへと やってきたの
地図はまた 新しい道を そっと示してる
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