素晴らしきこの世界へ

遠回りをする度に 見えてくるものもある
ボロボロになった靴のヒモ いつもより固く結んだ

もしも君が居たなら なんて言うだろうな
ほらねボーッとしてたら 鍵を忘れて Turn back home

浮いたり沈んだりの毎日に
何か期待してる場合じゃない
とりあえずで踏み出した右足も
いつか意味を持つかなあ

虹かかる空 目指して走り出す
僕らはまだ夢見がちだからね
昨日よりは少し高く飛べる気がして
息を止めて 踏み込んだ

歩道橋の向こう側に 落ちる夕陽だとか
海のずっと先に 昇っていく太陽だったり

世界は忙しく今日もまわっていて
振り落とされないように いつもしがみついてる

足下に気をつけて歩いてるだけじゃ
大切なものさえ 簡単に見えなくなるよ
ビルの間 冷たい風が
せまっくるしく 通り過ぎても

雨の降る朝も 嵐の夜もきっと
そこでしか見れない景色がある
つまづいて転んで涙して
初めて分かる現在地

君が笑っていてくれた それだけで
素敵なものたくさんもらったよ
だから僕も進んでいかなきゃな
なんとなくそう思ったんだ

虹かかる空 目指して走り出す
僕らはまだ 夢見がちだからね
昨日よりは少し 高く飛べる気がして
息を止めて 踏み込んだ

素晴らしきこの世界へ
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