もしも

あの日のことは バラの棘さ
心に食い込んだまま
痛みが増していく

キミとした約束を オザナリにする筈がない
いつも解ってくれる
勝手に女神にしていた
ボクの
それなりの目一杯だったのに
愛は枯れた

キミはもう 苛立ちを押える術がなくて
朝が遠ざかり
台詞は硝子の破片
それは
たった一言で済んでいた話さ
愛は残った

もしも もしも
伝えられたら
ボクは…

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