ふり向けば人生は海を行く船か
雨 嵐 波や風 限りなくあった
その中で出会ったおまえは港
おだやかなやすらぎの愛の歌
いつの日も聴かせてくれた
おれのおれの港さ

若さゆえ無茶をして傷ついた夜も
灯りつけ つつむよに待っていてくれた
子守歌きこえるおまえの胸で
泥のよに眠りつくおれだった
明日へのちからをくれた
おれのおれの港さ

いつの世も男は風の旅人
わがままな放浪(さすらい)も季節(とき)が過ぎ
たどりつくところはおまえ
おれのおれの港さ
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