アルク

誰かが言う、嘘のような
苦しみも、絶望でさえも
いずれ消える単純な世界で
僕らは、息をしてる
ガラクタの山のように
くたびれた言葉達が
水を得た魚のように飛び交う
うまく出来た世界で
今日もゆっくり歩く

お気に入りの靴を履いて
今日はどこへ行こう
地図を持たない君は
どこへ行くのだろう
一人が嫌いな少年は
うつむきながら言う
「どうしてこの世界は、僕ら置き去りに廻る?」

眠りたいけど眠れない
そんな月曜日の夜の事
溺れたいけど溺れない
孤独紛らわせプール
逃げるように人々は
夢を使うようになってた
まるで富豪のように

誰かが言う、嘘のような
憎しみも、疎外感でさえも
いずれ消える単純な命を
僕らは、燃やしている
デタラメの空が映した
くたびれた明日達が
群れをなす鳥のように羽ばたく
うまく出来た世界で
今日も僕ら歩く

誰かが言う、嘘のような
苦しみも、絶望でさえも
いずれ消える単純な世界で
僕らは、息をしてる
ガラクタの山のように
くたびれた言葉達が
水を得た魚のように飛び交う
うまく出来た世界で

あなたは言う、嘘のような
苦しみも、絶望でさえも
いずれ尽きる幸福な世界で
僕らは、息をしてる
僕らは、生きているんだ
×