九月の雨

二度の朝寝坊 目覚めにコーヒーを
ゆっくりと 甘くする
さっき聞いてた 誰かの言葉
記憶が ねじれて 曲がって 折れる

解き方を知らない いくつかの難問を
広げて ため息つく
苦い気持ち 言葉になる頃
調子のいい 実らない話 いくつも持って
下手くそな鼻歌まじりのあいつが来る

まだ名の無い 季節に
服をめくり 心通わす
目配せ 一つ二つ

さり気なく近づいている バッドエンドの気配
今日の不安は 明日を夢見ていい感じ
このまま 眠りに落ちたら
時計は止まる 夢は夢のまま

様にならない愛の歌が バッドエンドの気配
明日の不安も 昨日を思えばいい感じ
そのうち 聞かせておくれ
ウブな気持ちに 意味なんてないでしょう?

かみ合わせが悪い aとb
どうしても ずっと
退屈な関係は
いつまでも PとQ

気づけば 陽気でクールな 9月の雨
今夜 眠れないヤキモチやきの為
ステージの上 ピアノ弾きが歌う

やまない、大粒 4月の雨
今日は 君への手紙 したためるよ
涙で濡れちゃった にじんだ言葉もいい
すれ違いがちな僕らだから
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