冬のヒミツ

ほら この街にも また冬が来るよ
もうひとりにしないで そばにいて暖めて
スピードを上げながら 毎日が過ぎてゆく
ココロ見えなくても 一緒にいる それだけでいい

誰にも言えないヒミツが 私にだってあるのよ
冬の夜空に溶けてゆく 吐息に願いを込めたよ
不思議そうに眺めるキミを 追い越して振り向いた
「ねえ 好きだよ」

にぎやかな街並みを はしゃいで歩いてても
急に寂しくなるの そばにいて暖めて
嬉しくて泣いたのは あの日が初めてだよ
ほんとは聞こえてたの 小さな声でもココに届いた

守り続けてるヒミツが 私にだってあるのよ
時々はもう苦しくって うまく笑えない事もある
キミは全部知ってるように 手を握って何も言わない
「ねえ ありがとう」

何度目かの雪が降る もっと近くに来て
歩きにくそうって 笑われてもいい

誰にも言えないヒミツを キミにならいつか話せそう
ひとりで背負ってたバッグを お願い 少しだけ預けさせて

誰にも言えないヒミツが 私にだってあるのよ
痛めた胸を ページェントとその手が癒してくれたんだ
キミにヒミツがあったなら 話してもらえる私になりたい
また次の冬も一緒だよ 吐息に願いを込めたよ
光の渦 通り抜けて 見上げれば空に星
「ねえ 好きだよ」
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