玲瓏たる純潔は『紅炎』の傀儡を疾らせ、暁天に燦めく証を刻む。

探して 夢の欠片

繰り返す眠りと目覚めの果て
眩しさ 仰ぐ腕もない
やがて来る終わりの果て何処まで
踏めない影 追いかけて

巡らぬ 季節に
散らない 花びら
残さぬ あし跡
掴めぬ 陽炎

人の世の
理 超えて
燦めく証

なくした鍵
閉ざされた部屋
ひとり 人形遊び
天命 背負い
紅く 燃える
すべて壊して さようなら

闇夜に映える 輝く焔が
照らす まだ見ぬ未来
憎しみだけが 闘いの糧
怒り この身を焦がす

動かぬ 振り子に
追えない 逃げ水
響かぬ 足音
拭えない 涙

虚しい王国
孤独な玉座

永劫彷徨う
呪いと救い

生きる痛み
死の恍惚

震える翼
震える

痛みを知らぬ
花の気高さ
ひとり 空想遊び
もつれて落ちる
悲しき正義
やっと死ねたら さようなら
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