最終列車

夕ぐれに君を浮かべ
少し優しくなった俺の胸
もうこれで最後の恋にしようと決めたのさ
夕ぐれの下

俺には金も無いし
顔だって二の次 三の下
俺に出来る事は
君の笑顔の先 バカで居よう
ああ この恋に終りを告げる君を
ああ 俺の目は滲んで見えないよ
ああ 夕暮れに微笑んだ優しさを
俺は 俺は忘れてしまった

最終列車が走りだす
さよならを告げた君を乗せ
君だけの優しさを置いてゆく
夕暮れ空は今日も紅く
俺の背中を照らしつけた
切なさと肩を並べた俺が居た

どれだけ夜をこえて
溜息の数だけ泣いてみた
だけど今も 君の事を
忘れちまったなんて言えない俺さ
ああ 君の手の温もりも 唇も
ああ 俺はまだ忘れちゃいないのさ
ああ 夕ぐれに微笑んだ優しさを
君は 君は覚えていますか

最終列車が走りだす
さよならを告げた君を乗せ
君だけの優しさを置いてゆく
夕暮れ空は今日も紅く
俺の背中を照らしつけた
切なさと肩を並べた俺が居た

ああ これからの事なんて分からないよ
ああ 俺は今 この時に触れたいのさ
ああ 君だけに微笑んだ優しさを
俺は 俺は忘れてしまった

最終列車が走りだす
さよならを告げた君を乗せ
君だけの優しさを置いてゆく
夕暮れ空は今日も紅く
俺の背中を照らしつけた
切なさと肩を並べた俺が居た

夕暮れ空は今日も紅く
俺の背中を照らしつけた
切なさに肩を抱かれた
俺が居た
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