失楽園

昨日のことは知らない
明日は何も見えない
今がただ気怠く過ぎて行く

云いきかされて傷つき
うなづきながら嘘つく
真実は心のどこにある

生きて行くことの意味が見出せず
偽装の弱者が唾を吐きかける

意識の中 音もなく
緑色の雨が降る
ゆがむ景色 退屈な 孤独が目を覚ます

だからいつも逃げて来た
肝心なとき消えてた
それでも運命は伸しかかる

死んでしまえたら 楽になれるのに
中傷の声もすべて消え失せる

身体の中 舞い降りた
自分という名の怪物が
いま世界をかき乱し 人格を破壊する

「誰のせいでもないのは分かってる
ただ苛立つ気持ちが抑えられなくて
人を憎んで生きて来た」

生きて行くことの意味が見出せず
偽装の弱者が唾を吐きかける

意識の中 音もなく
緑色の雨が降る
ゆがむ景色 退屈な 孤独が目を覚ます
楽園を追われて
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