道化師のバラード

雨降りに笑う 道化のリズムで
幸せを 運べるものがあるなら
傷ついた日も 童話のスピードで
幸せを 唄い続けておくれ
幸せを 唄い続けて

涙を流すことさえ
もう二度とできないと 思ってた
心は枯れるものだと

だけど大丈夫
涙は 水になって流れる
この世界の海の底
魚の周りを 今泳いでいる

雨降りに笑う 道化は馬鹿だと
大きな屋根の下で
舞踏会は続いた
いつの日かぼくらは素顔で 会えるのか
雨上がりの世界で

強くて 大きなものが
すべてを奪ったと 思うだろう
それは誰にも奪えない

だから大丈夫 風車も
花束も君のものだよ
この世界にあるものは
すべては君が 今笑うために

だから大丈夫
何度でも 心に雨は降るから
この世界の 海すべて
流しきるほど泣いたら

また歩き出せる
喜びも 悲しみも君のものだよ
この世界中の道はそう
すべては君が 今歩くために 続く
続いている

つづく
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