ジョーカーマン

風の砂漠の中で 少年がひとり
行くあてさえなくして路頭に迷う
偽善者に奪われた 宝石の箱は
おふくろとおやじの形見だったのさ

年老いた道化師が 突然現われ
人生の不条理ってやつを しゃべくりだした
砕けて落ちてゆく 腐った石ころが
自分を嘆いて生きてゆく答えさ

ジョーカーマン すべてが的外れな男は
ジョーカーマン 戒めのムチを打たれ続ける

したたかな ペテン師が 近づいてくる
世の中はいつだって 嘘のたまり場
だましあいを繰り返す醜いゲームは
眼には眼を 歯には歯を 喰うか喰われるか

少年は時を重ね盗賊の王になり
欲しいものはみんな懐に手に入れた

ジョーカーマン 神様って奴が笑ってるぜ
ジョーカーマン 運命を買い占めることは
ジョーカーマン 自分を失うってことさ
ジョーカーマン

そんなアンタのブルースが世界中にこだまして
理不尽な現実の表と裏側にさまよう

少年よお前もいつかは
気がつけば天から地へ落ちて
再び身ぐるみを剥がされるだろう
年老いた少年よ さまよい続けな

大切なものなんて何一つないけど
道化師はお前や俺の鏡の前さ

ジョーカーマン 神様って奴が笑ってるぜ
ジョーカーマン 運命を買い占めることは
ジョーカーマン 自分を失うってことさ
ジョーカーマン

そんなアンタのブルースはいつでもここにある
愚かさがお前の心の眼を閉ざして漂う

ジョーカーマン すべてが的外れな男は
ジョーカーマン 戒めのムチを打たれ続ける
ジョーカーマン
ジョーカーマン
×