赤い世界が消える頃

真っ赤にこぼれた夕焼け 見送ってしまうとき
急にせつなくって あぁ 苦しくなるでしょ
ざわめき 手を振ってふらり 一人ぼっち俯向く
制服の君も…きっと同じね

伸びるその影の後ろにいてあげるの
振り向かないで
でも分かるでしょ? (感じてるでしょ?)
さあ帰りましょう

忘れられた歌みたいに 君をひとりにさせないよ
さびしいと泣いて欲しいの ここにいるよ。
逢魔時いつの間にか 夜のなかに消える時間
また明日 逢えるようにね
ねえ、そうっと…呼んでくれる?

孤独はいやよ (やめて) 許しちゃだめなの
そっと (伸ばし) そっと (引いて) この手をどうか
放課後、待ち合わせしましょ 七つ目の教室で
いい子のままで…きっと待ってる

あんまり遅いと迎えにいってしまうの
困らせないで
でも知ってるの (君はいつでも)
やさしい人よね?

窓から射す赤色はもう とっくに溶けてしまったよ
かくれんぼ…していたかしら? オニは私?
影がつつむ街の中で その背中見つけられたら
ああ今日は 吐息も届く
ねえ、そうっと…囁きましょ

「みいつけた」

時計の音 カチリカチリ
もう少し遊びましょうよ
鈍感ね 早く気づいて 後ろ(ここ)にいるの。

忘れられた歌みたいに 君をひとりにさせないよ
さびしいと泣いて欲しいの ここにいるよ。
ユメようでユメじゃなくて だけど君だけの私よ
また明日 逢えるようにね
ねえ、そうっと…呼んでくれる?
×