Cycle and Spiral

手のひらの中に種があった
まだ固い だけど 熱を秘めていた
どうすれば育つか わからなくて
ただぎゅっと握って 雨雲を見上げてた

今は少し気がついた
風に 向きがあるということ
だから乗りこなせ しなやかに したたかに
倒れはしない草原のように 波をつくれ

迷いながら渦にまかれ
外の速さに眼がくらんだ
巡る日々を過ごせることの
喜びを次へと手渡したい
僕の声をもっと聴いてほしい
君の声をもっと聴かせてよ
昇る想い 力になる
サイクルとスパイラル 愛になる

新しい場所へ出る時にも
手の中の感触をつかんでいく
切り拓くものは 与えるもの
受けとった笑顔を つなげてゆけるものさ

小さな手の子どもたちも
笑いながら手をふるんだ
そこに何があげられるだろう
お話はまだまだ続く
彼らのように強くなれと

空を飛べる船があると
信じていた幼い頃
夢が種を育んだけど
現実もそれほど悪くないさ
何でもできるような気がしてた
何もできないような気もしてた
期待 不安 そのあいだで
追い込まれる もがいて 駆けあがる

誰もたどりつけないその世界
幸せだけの場所に行けたとしても
一人きりの満足に埋もれたら
素通りで返ってこない声に
手応えはないだろう

迷いながら渦にまかれ
外の速さに眼がくらんだ
巡る日々を過ごせることの
喜びを次へと手渡したい
僕の声をもっと聴いてほしい
君の声をもっと聴かせてよ
昇る想い 力になる
サイクルとスパイラル 愛になる
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