光の速度

昨日からちょっと
昨日からちょっと
頭おかしくなって
おかくなっている

昨日からちょっと
昨日からちょっと
街が騒がしくって
とてもまいってる

走り抜けた
なんでかって僕も分からないけれど
飽和気味の厭世感とかすれた空気を
肺の中に取り込んで動き出した

このまま光の速度を超えても
体を抜け出し心が翔けても
自由なんてないだろうそこに
自由なんてどんなもんだろう
なんて

異常だなちょっと
異常だなちょっとあなた
おかしくなって
おかしくなっている

正常だよきっと
正常だよきっとあなた
多数決とってみたらすぐわかるよ

何してたって鳥籠の中
心も詰まる
慣れかけている閉塞感と安堵を
天秤にかけるけどいつも答えは見れないよ
このまま暗闇の底に落ちても
焦らないでいいんだよ 羽など生えないよ
自由なんてそうだろう?そうだろう
賢く生きているだけ

走り抜けた
なんでかって僕も分からないけれど
ほんの少しの高揚感と澄んだ空気を
肺の中に詰め込んで動き出した

このまま光の速度を超えても
体を抜け出し心が翔けても
何も世界は変わりはしないだろう
だからこそ僕はより速く翔けるよ
幻想だっていいんだよ それは
気づかれもしないだろう それは

自由なんてそうだろう?
自由なんてそうなもんだろう

なんて
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