桜草のかなしみ

小川の岸辺に 今年も開いた桜草
可愛い姿が かなしい想い出さそう
谷間の村を あの人が
出る朝やはり 咲いていた
花束をこしらえ あの人にわたした
桜草咲く村 忘れたのかしら

小川に流すの 小さな花びら桜草
私の願いは けれどもとどきはしない
泣かずに待って おいでよと
あなたは言って 出かけたの
涙さえかれたの 私の目には
桜草咲く村 忘れたのかしら
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