「あんた」ことし最初の 雪がひらひら窓辺に舞うわ
薄紅さした寝化粧ですが 雪見酒でも交わしましょうか

「あんた」夢の破片(かけら) 手のひらのせて暖めていて
夢追い人のあんたがいれば 沈む夕陽に背を向けられる

こらえた涙も生きてる証し
あんたに抱かれるいのちの証し
いつまでも いつまでも
私は「あんた」を守ってあげる

「あんた」春になったら 想い出つむぎの旅に出ましょう
波打ち際の名もない宿で 昔ばなしに酔いしれましょう

金蘭緞子の花嫁衣裳
羽織って渡るわ三途の川も
いつまでも いつまでも
お願い私の名前を呼んで

ふたりで歩いた人生だもの
悔いなどないわよ私は女
この命 果ててまで
私は「あんた」を守ってあげる

いつまでも いつまでも
私は「あんた」を守ってあげる
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