おとめ桜

美しい人がいた
優しい眼差しは
今も時を越えて 見つめていると

ささやく水の音
かすかに春の唄
そして君に寄り添う おとめ桜

誰もが君を想い
静かに涙を流している
ひとつ ひとつの心
抱きしめて 夢にみる

季節は巡る 絶えることなく
祈りを紡ぐ おとめ桜

君の左の空を 包む色は何を教えてる
私の右の花は 何を見つめ咲いてる

生命(いのち)の声に 尊くあれと
祈りを紡ぐ おとめ桜

また風は 春を呼ぶ
瑠璃の空に 美しい人よ
輝く おとめ桜
永遠(とわ)に花咲き誇る
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