逢いたかったぜ内蔵助

あの日から その日から
歌を忘れた 男たち
口は裂けても この一件は
身内なれども 話せない
逢いたかったなぁ…
四十七士が いのちをかけて
守る忠義の こころざし

唄いたい 唄えない
歌を忘れた 男たち
頬に降る雨 蛇の目の傘で
白い希望の 雪になる
逢いたかったなぁ…
浮かれ浮き様 手の鳴る方へ
壁と障子に 戯れ芝居

まぼろしか 夢なのか
歌を忘れた 男たち
我慢・辛抱は 忠臣蔵の
夢を支える 芯ばしら
逢いたかったなぁ…
闇をけ破る えいえいおーの
声が濡れてる 泉岳寺
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