ひとり夏祭り

祭り囃子が 届く頃
想い出します 遠いひと
消えてはかない 初恋の
あなたどうして いるかしら
ほおずき綿菓子 夏祭り
今でもあなたが 好きなまま
わたし女に なりました

下駄の鼻緒が 切れかけて
あなたの腕に つかまった
肩がふれ合う そのたびに
私ひとりが ほほ染めた
縁日風鈴 夏祭り
今でもあなたを 想い出し
熱くなります この胸が

浴衣紅帯 下駄ばきで
祭り人ごみ 歩きます
うちわ片手に カラコロと
ゆけば昔に かえります
想い出ふるさと 夏祭り
あなたに会いたい もう一度
夜店ちょうちん 走馬灯
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