デマカセ

二人で話をしよう
飲みかけの缶コーヒーを持って
嘘をついてもいいよ
曖昧なのはもうウザいよ

例えば考えてみる
君の前の彼女になって
ファースト・キスをして
束縛をして妬いて

そのあと好きじゃなくなって
寂しくなって思い出して
そんな風にあたしはまだ
君のこと知らない だから

これから 雪が降って春になって
手をつなぐことが大して大事じゃない女になっても
これから 夏になって肌が焼けても
似合うよってシャッターを切って
くだらないことで君がまた怒ってる
デマカセみたい愛してるって

まるでジョークだって言って
流行していた風邪みたいに
叱られた子供みたいに
君のこと考えている

だって好きじゃなくなるなら
寂しいなんてもんじゃないから
ちゃんと見過ごさないようにと
怒らないように気をつけてる

これから 雪が降って春になって
キスをすることもなんだか挨拶程度のことになって
これから 君を知って君といることは
世界で一番の選択だったよ

雪が降って春になって
手を繋ぐことが大して大事じゃない女になっても
それから 歳を取って忘れてしまっても
また出会って恋をしてくれる?
くだらないって言って君がまた怒ってる
デマカセみたい愛されるって
意味のない嘘で確かめ合ってしまってる
デマカセみたい本当の「」

二人で話をしよう
飲みかけの缶コーラを持って
嘘をついてもいいよ
曖昧なのはもうウザい
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