桜が舞うころ

巡り巡るこの季節の中で
君だけが同じ
成長してないね
傷ついたの?
ずっと黙ってると
助け舟 出せなくなるよ
涙で錆びついた心が もどかしくて
嫉妬してたかも 夢追うその姿に

優しい陽射しに桜が舞う
旅立ちのときは そこまで来ている

塗り替えたい現実 忘れて
もう一度 君のように
賭けてみたい
今思えば 薄っペらだったけど
無尽蔵の未来 秘めてた
朝のラッシュアワー 制服たちの群れに
押し流されても 今日からはもう平気

希望を乗せた電車が行く
軽やかな春のそよ風まとって

また巡り巡って ふたり出逢えたときの
憎まれ口なら 笑顔で躱せるように

優しい陽射しに桜が舞う
夢の架け橋をつなぎ ハラハラと
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