哀愁の妙義湖

初めてあの娘と 逢ったのは
妙義(みょうぎ)登山の 帰り道
藍のみずうみ もみじの紅(べに)に
思い出すのさ 泣きぼくろ
ああ 哀愁の 妙義湖よ

好きなの夜霧の 横川(よこかわ)へ
連れて行ってと 言ったのに
碓氷(うすい)峠に 車をとめりゃ
遠いあの日を さざ波が
ああ 哀愁の 妙義湖よ

忘れるつもりで 来たけれど
浮かぶ面影 山の宿
なぜに松井田(まついだ) 切ない胸を
覗(のぞ)く冷たい 街あかり
ああ 哀愁の 妙義湖よ
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