エピソード

君がいなくなる夢を 今朝見てしまったんだ
外はどしゃ降りの雨で 傘は置いていった
部屋に飾花は そっと枯れ果てたんだ
どしゃ降りの雨の中で 君を追いかけたんだ

前は見えない薄暗くて 体冷たくて声も出ない
もしも君が見つかったって 僕には言葉があるのかって
何度となく駆け巡った 頭の中駆け巡った
それでも出ない答えは出ない そんなことは忘れていった

君が見つかるように いつものように
白いベンチで待ってるように
今の僕は それを強く願ってんだ
幾つ数えても 雨は止まずに
君が忘れた 傘を握って
きっと僕は 君に傘を差したかったんだ

今じゃ僕のこの声も 届きやしないだろう
雨はまだまだ止まずに 君を追いかけたんだ

僕は何を言いたかった? 君は何を伝えたかった?
もしもそれを理解したって 僕には言葉があるのかって
何度となく駆け巡った 頭の中駆け巡った
それでも出ない答えは出ない そんなことは忘れていった

君が見つかるように いつものように
白いベンチで待ってるように
今の僕は それを強く願ってんだ
幾つ数えても 雨は止まずに
君が忘れた 傘を握って
きっと僕は 君に傘を差したかったんだ

今はただ願ってんだ 雨が止み虹が出たら
君は僕に指をさして ジョークだと笑い飛ばしてくれ

君を見つけるまでは 見つかるまでは
僕はこのまま待ってるだろう
傘を持ってずっと 僕は待ってんだ
幾つ数えても雨は止まずに
君は今でも見つからなくて
でもそうなんだ 君に傘を差したかったんだ
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