三日月娘

幾夜重ねて 砂漠をこえて
明日はあの娘の いる町へ
鈴が鳴る鳴る ラクダの鈴が
思い出させて 風に鳴る

恋はひと目で 火花を散らし
やがて真赤に 燃えるもの
あの娘可愛や 三日月娘
宵の窓辺に チラと見た

急げキャラバン 夜道をかけて
町へひとすじ 遠灯り
鈴が鳴る鳴る ラクダの鈴が
はずむ心に ふれて鳴る
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