旅情の歌

大河のほとり駒とめて
誰に贈らんすべもなく
涙に摘みし螢草
夕月細く旅遠し

広野の涯に在りという
幸福(さち)を尋ねて若き日を
時雨にうたれ風に泣き
辿りし旅路幾歳ぞ

鳥啼く谷に日を暮らし
星の渚に眠れども
幸福(さち)は我身にめぐり来ず
こよいも更けて鐘が鳴る

可愛いの駒と労(いたわ)れば
駒も悲しく嘶(いなな)きて
涙に摘みし螢草
手綱にあわれほろり散る

RANKING

加藤勉の人気動画歌詞ランキング

×