母あればこそ

ひとりみやこへ 発つ朝も
泣いて結んだ 靴のひも
ああ ふるさとは ふるさとは
母あればこそ
遠くひそかに 想うもの

祭り帰りの 丘のみち
声を合わせた わらべ唄
ああ ふるさとは ふるさとは
母あればこそ
いつも優しく 浮ぶもの

山ふところの たそがれは
胸にしみ入る 雲のいろ
ああ ふるさとは ふるさとは
母あればこそ
遠くはるかに 想うもの
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