捨てられた猫のように

止まない雨 窓が泣いている
ひとりの夜は 長い沈黙
淋しすぎて テレビをつけても
余計 自分がみじめになるの

捨てられた猫は 鳴きもせず
街を彷徨って
あぁ 捨てられた猫は 鳴きもせず
どこか 身を寄せ
その運命 恨まずに そっと 眠るだけ

鳴らないベル 電話の近くで
なつかしい声 今も 待ってる
人は 誰も 恋が終わる時
自分 一人が不幸と思う

捨てられた猫は 悔いもなく
そこを 旅立って
あぁ 捨てられた猫は 悔いもなく
すべて 忘れて
新しい恋人の きっと 夢を見る

捨てられた猫は 鳴きもせず
街を彷徨って
あぁ 捨てられた猫は 鳴きもせず
どこか 身を寄せ
その運命 恨まずに そっと 眠るだけ

その運命 恨まずに そっと 眠るだけ
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