走る君が見つけたのは 雲の切れ間を切り裂いた ひとすじの光 oh
天を泳ぐ鳥の群れは まるで道標のように
君を誘いながら ゆっくりと飛び立つ

目の前に広がる 荒野には在りし日の忘れ形見
華やぐ文明を 謳歌したモノクロの写真が舞う

そこで朽ちたコロシアムには
昔年の 喝采が いつまでも 鳴り響く
切り取った 一コマが 永遠を生き
繰り返す 十字架を 背負う

走る君が見つけたのは 絡む時代を切り裂いた ひとすじの光 oh
天を泳ぐ鳥の群れは まるで慰めてるように
君を誘いながら 次へと飛び立つ

目の前に広がる 一面の草花は語りもせず
悠々と彩り何もしない ただそこにある強さ

澄んだ湖の畔りに立ち
今君は 一雫 すくい上げ 飲み干した
速すぎる 風の音 歪みの中で
繰り返す 十字架を 捨てる

走る君が見つけたのは 巡る迷いを切り裂いた ひとすじの光 oh
天を泳ぐ鳥の群れは 永久にすべての行く末を 見届けてるのか

走る君の中でいつか どんな言葉が産まれても 誰も責めやしない oh
見つけたひとすじの光 まるで道標のように
君を誘いながら 未来へ飛び立つ
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