鍵穴と迷路

扉を閉ざしても 流れ込む夜の音
這い上がる 足元浸して
心に空いてた スキマに入り込んでざわめく
鍵さえ合わずに 抜け落ちた

信じたものさえわからない
何にも見えない
泣いてることさえ気付かないなんて
どこか違う みんな知っているさ
迷うため生きてる

世界はゆっくりと何かをため込んでく
ため息つくたび 重くなる

何故に想いだけ残して
光は消えてく
帰る家さえも探せないなんて
何か違う だけど知っているさ
からっぽの中を

朝へ続かない夜
ほどけないままの夢
一人きりの影
歪む迷路の中で

信じたものさえわからない
何にも見えない
泣いてることさえ気付かないなんて
どこか違う みんな知っているさ
迷うため生きてる
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