船の上

同じ船の上から見てた 風に砕ける波の
青いタイルを敷き詰めた 何も無い星のすみ

白く光るしぶきの中で 告げた言葉は
いつもあいまいで 聞こえずに

揺れるまま夜が来て 静けさに
昔の僕が耳鳴りで 答えをあげても

あの日船から降りた君を 今朝もどこかで思う
悩み続ける僕を乗せて運ぶ 休みもせずに

白く光るしぶきの中で 聞いた言葉は
今もあいまいで 分からずに

揺れるまま 流されて どこへゆく
昔の僕に耳鳴りで 引き止められそうになる
辺りは何も無くて 星の果てみたい
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