レトロノーム

くたびれた靴の紐を解いて
“ただいま” と部屋に明かりを灯す
静かに時計は針を重ねて
僕だけ置いていった

生きていく為に生きてるような
誰かに自分を重ねるような
そんなことを考える夜が増えた
生きていく為 生きるんじゃなくて
誰かの為に生きてみようって
自分の為に生きれないかって

繰り返し 毎夜を越えて
今日も 今日を探してる

くたびれた靴の紐を結んで
昨日の僕に別れを告げて
何もなかったように 扉を開けた
君も同じだろうか

繰り返し 毎夜を越えて
今日も 今日を探してる

繰り返す 毎夜を越えて
今日も 昨日も 今日を歌って
きっと 忘れたくないの

気が付けば 毎夜を越えて
今日も 昨日も 今日を生きている
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