カーテン

冬が渦巻く蒼空
カチンと凍ったため息
鎧戸から覗く雪道
あなたの背中を追った
揺れている私はカーテン
泣き顔も見せません
誰も入り込めない
心の壁が欲しいの

軽い言葉ね「愛」なんて
耳を押え もう信じない
友だちにさえ触れ合わなければ
傷つく事も無いでしょう
揺れている私はカーテン
木枯しを遮るの
だって破けた心
繕う部屋が欲しいの
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