一つの朝

「好きだよ」と言わないで
ふたしかな言葉です
生まれたばかりの恋なんて
決まり文句では語れない
朝焼けを見る人は
淋しがりだという
その横顔を私は信じたい

散歩して出逢っても
あいさつは抜きにして
ただつないだ手のぬくもりで
ほんとの優しさ伝えてよ
道ばたの石ころを
何気なく投げたら
倖せの影がキラリとのぞいたよ

道ばたの石ころを
何気なく投げたら
倖せの影がキラリとのぞいたよ
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