さよならをもう一度

遠くに浮ぶ 窓の灯が またひとつ消えていった
溶けかけた グラスの氷 ひび割れた 万華鏡のようさ
ぬくもりさえ 覚えてるのに なぜすべて 忘れられる
煙草に付けかけた火がふと 壁の写真を照らすよ

揺れる炎 見つめながらただ静かに 幻を待ってる
聞かせてくれ 君の声でさよならを もう一度

埃かぶった Feel like makin'love またひとつあの日のまま
なにげなく落した針が 急に胸を 締めつけてゆくよ
擦りきれた メロディーが跡切れ そっと涙零れ落ちる
散らばった ガラスの破片に ジンの香りが漂う

夢のかけら 拾い集め ただうつむき 幻つないでる
教えてくれ 君の声で戻れないと もう一度

哀しいほど 切ないほど あの笑顔を また抱きよせている
聞かせてくれ 君の声で さよならを もう一度

遠くに浮かぶ窓の灯が またひとつ消えていった
遠くに浮かぶ窓の灯が またひとつ消えていった

またひとつ消えていった
またひとつ消えていった
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