港と女と子守唄

捨てた女を 誰かゞひろう
港は男の 通り道
遊びのつもりの おれなのに
ベッドのはしに 腰かけて
おまえがうたった 子守唄
ねんねこ ねやしゃんせ
寝た子には よゥ
買うてあげよか 笛太鼓
笛太鼓よ

思い出すのか 子供の頃を
うつろな目をして うたう唄
いくども男に 背かれた
おまえの過去に つまされて
グラスを片手に 聞いていた

窓をしめなよ 夜霧がふかい
船なら港を 出て行った
さよならしないさ 明日から
おまえのそばに 居てやるぜ
泣かずにうたいな 子守唄
ねんねこ ねやしゃんせ
寝た子には よゥ
買うてあげよか 笛太鼓
笛太鼓よ
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