おんな歌

別れなければ いけないと
知ってなおさら 燃えるのよ
バカな私と 裏町小路
一分刻みの 未練にまけて
酒につぶやく おんな歌

人を泣かせて 添うたとて
いつか私が 泣かされる
そんな運命が 悲しい夜は
夫婦揃いの 湯呑を買って
あなたいるよに お茶をつぐ

花をさまよう 蝶のよに
泣いてはかない 女でも
虹をおとして 素顔のままで
惚れて惚れたい 男がひとり
それが死ぬほど つらいのよ
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